社長メッセージ

「ひとりの天才よりも5人の普通の人が大切」。
みんなで成長していく会社を目指す桑原社長から、
未来の仲間たちへ伝えたいこと。

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社長メッセージ

株式会社高田魚市場

代表取締役社長 桑原猛

昭和3年創業、地域の食を守りつつ、

挑戦し続ける“共に成長する魚市場”

「高田魚市場」の創業は昭和3年、私は4代目の取締役社長となります。現在では大分県のかまぼこ生産量1位、周辺エリアのシェアは8割を超えました。地域に根差した魚市場として、豊後高田の食を支えています。

魚市場としてはもちろん、病院や施設、スーパーマーケットなどのニーズに応えるために工場を設けたり、巨大な冷蔵庫やいけすを設置したりと、他の魚市場にはない独自のサービスを生み出してきました。

かまぼこやさつま揚げなど自社製品の開発・製造・販売を行う「食品メーカー」としての顔も持っています。近年ではハモ入りの高級しゅうまいが話題になったり、ギフト用のセット商品を売り出したり、新たな試みも行っています。中でも「真玉の汐」(まだまのしお)という商品が、かまぼこの全国品評会で800点の中から3位を獲得することができました。

社長の私ひとりだけが頑張っても、飛びぬけた天才の社員だけが活躍しても、会社の成長にはなりません。ごくごく普通の人が集まって意見を出し合い、一緒に成長することこそが会社成長につながります。

そこで、週に1回勉強会を開き考え方を学ぶ時間を作ったり、会社から2km圏内なら住宅手当をつけたりして、社員の教育や負担軽減を行っています。勤務時間など見直す点も多々ありますが、社員たちの意見を汲みながら変更している最中です。

また、横の関係を広めるために食堂を作り社員旅行を復活させたり、冬には市場の食材を使った鍋会を企画したりしました。以前はパートさんの名前すら知らなかった者同士が、今では顔を見れば名前がわかり、軽い会話を交わすようになり、社内全体の雰囲気が格段に良くなったのです。

新人のうちは、誰もができなくて当たり前です。ですから私たちは、新しい仲間にできないこと、無茶なことは言いません。その人の性格や行動を見て、能力に見合った仕事を無理のないように進めていきます。
海外進出や魚市場の多目的利用など、高田魚市場は今後も新たなことに挑戦していきます。“まずはやってみる”そんなスピード感が大切です。基礎をしっかり、日々の業務に真剣に取り組めば、気づくこと・思うことが出てくるでしょう。そんな時には新しい提案も大歓迎です。魚市場の常識に捕らわれない柔軟な発想、新しい風を送り込んでください。会社も人間も、ともに成長してきましょう。

ふるさと大分で活躍する企業や働く人を紹介するウェブマガジン「オオイタカテテ!」にインタビューされました。インタビュー記事はコチラ!